大正時代のお嬢様言葉が可愛いすぎる
大正時代の医師会誌読んでたら、当時女学校に出入りしてた医学者が書いた「関西の現代女学生が用いる隠語抄録」があってこれ面白い。女学生は今の中高校生くらいの年代だが、この頃から「ヒスる」ってあったんだね…。そして袴とかおやつとかお雑煮とか「~ってよ」とか出てきてまあ本当にかわいい。 pic.twitter.com/Eth85zbMmg
大正女子「わたくしは今とぅえるぶの最中ですよ。えれふぁんつーを食べていましてよ」「アラまァーわたくし袴のほころびを縫いイングよ」
時代が時代とはいえ、理想のトンチキお嬢様会話ですねこれ…ぜんぶカワカミプリンセスで再生される pic.twitter.com/xAhgXoZWNq
「melancholy」を「めらんちょりー」と呼んで学内の生徒の腹筋を崩壊させ、「チョレる」という隠語を産み、それが先生に採録され、こうして100年後に発掘される当時のあわてんぼう女学生は今…さすがに生きてないだろうなあ。チョレちゃいますね…。
こっちは昭和5年頃の女学生隠語。大正期よりエログロナンセンスの時代を感じる内容になってるけど「イデオロ姫」「閻魔帳」あたりは年相応感あるし「からたちの花」「オメ」は時代性が強い。でも「エス」の内容は…あら^~って感じである。 pic.twitter.com/K5CJJl9Qcw
「エス:女学生間の同性愛人。sisterの頭文字より。たいてい上級生が下級生の美少女をエスとして愛する場合が多く、服装から持物まで一切同じ物を用いる。相手が他の人と話しているだけで猛烈な嫉妬を起こすほど熱烈なのがある」
この文面だけで某匣とか某リリィとか浮かんでくるスルメ解説ですね…。
「ポシャる」とか「モチ」はこの当時からあったのねえ。「もののあはれ」とか「わしゃつらい」みたいな年齢や時代に合わない古風な言い回しを若年層があえてするのも現代共通ですね。 楽しい女学生生活、貴方もなさらない? pic.twitter.com/Phu0MDX1JE
「Twelve」の解釈の「おやつし」は「お寠し」だろうけど、これが果たしてダイエットなのか、おしゃれして出歩くことなのか…どっちが正解か当時の人に確かめてみたい。たぶん漢字の意味そのまま受け取るならおしゃれして出歩くことだと思うけど。ちなみに当時の女学生の学内生活服はこんな感じじゃ。 pic.twitter.com/ZlF0WmBtWG
最初の「子」は「ね」ですね。変体仮名の一種で、大正期くらいまでは印刷本でも「ね→子」「し→志」「か→可」「の→能」「こ→古」みたいな感じになってるのけっこうあります。明治期だと「こと→ヿ」「より→ゟ」「ドモ→ノモ゛」と合略仮名表記になってるのも多いです。
@him741 人っていつの時代に生まれても環境による差異は出ても感性自体はそこまで差がないと思いますね。
ヒスってるだの、エレファンツーだの、やっぱ日本人すごいわ。千年以上前から「これだから最近の若いもんは」と年寄に言われ続けてきただけのことはある。
現代だと「食べられる」が「食べれる」に移行している最中だし、ら抜き言葉は21世紀には容認されていたと後年書かれるんだろうな。 twitter.com/North_ern2/sta…
日本語+ingや外国語名詞の動詞化は昔からあったんだな
言葉遊びなんて万葉集のころにはすでに確立されていたし、時代とともにどんどん増えるから楽しいよな twitter.com/north_ern2/sta…
「夢が広がりんぐ」的な言葉遣いって、大正時代からあったことに驚愕 twitter.com/North_ern2/sta…
100年前の若者も今と精神性あん変わらんのでは?となってニコニコするやつ
わしゃつらい twitter.com/north_ern2/sta…
@YoshidaSoem 藪医者の言い換えとしてはなんか頭ハッピーな感じでいいですよね
「醫」って何の旧字体だっけと思ったら「医」でしたね。
校医を「藪医者」から転じた「バンブー医者」と呼ぶのも平凡だからと「タイガー」になる感覚、良いですね。 twitter.com/North_ern2/sta…
おぞうにを「エレファンツー」と呼ぶの面白すぎる
Twitterやってたら絶対にフォローしてた twitter.com/north_ern2/sta…
エレファンツー(雑煮)が特に好きです 今年の正月はエレファンツーを食べイングしましょう そうしましょう twitter.com/north_ern2/sta…
@B94nh9quwS2oQwT ですです。変体仮名の一種なので、この頃までは印刷本でも「子→ネ」「志→し」「可→か」「能→の」「古→こ」みたいな感じになってるのけっこうあります。
かわいすぎる
現代っぽい用例なのに例文が全然現代じゃないという点で
「アラまァーわたくし袴のほころびを縫ひイングよ」
が1番好き twitter.com/north_ern2/sta…
@North_ern2 学内ではトンチキお嬢様言葉でキャッキャしていた彼女たちも、家に帰って家族と喋る時は(現代の若者の関西弁と比較すると)相当コッテコテの関西弁やったんやろうなぁと想像すると、また別の可笑しみがありますね。
@owmist 昔聞いたことがあるんですが関西や大阪の子は幼少期からコテコテの関西弁使っていても、おままごとするときだけは標準語になると聞いたことがあります。 言葉はやはり化粧にも似たものなのでしょう。
「お雑煮食べたい」をわざわざ隠語で話す位にはお雑煮食べたくなることがあった大正女学生可愛いな twitter.com/North_ern2/sta…
コメントだお( ^ω^ )